規格外の生き方

 

昨日のブログで関野吉晴さんの「地球永住計画」をご案内しました。

 

何で関野さんがおススメかと言うと、もちろん地球環境を良くしていきたいという思いもありますが、関野さんみたいにスケールの大きな生き方をする人が増えると、日本の社会ももっともっと生きやすくなるんじゃないかなあ…とも思うからなんです。特に若い方には、周りからはみ出るような生き方をする人がたくさん出てきて欲しいなあと。

 

終わってしまいましたが、テレビの「クレイジージャーニー」に出ていらしたような、自分の興味を突き詰めて規格外のお仕事をしていらっしゃるような方たちのような。

 

 

最近は、外国について知りたいと思っても、ネットで調べるといろんなことが即座に分かるので、行った気になってしまったり、VR用ゴーグルをつけて旅行した気分になれる?ようですが、それでも実際に現地を訪ねることに勝るものはないなあと。

 

 

私も、ワーキングホリデーでニュージーランドとオーストラリアに1年間ずつ滞在しましたが、本当に行ってよかったです。全然大したこともしていないし、どちらも語学学校と恋愛と旅行とバイトしかしなかったけど、確実に言えるのは、人生が豊かになったこと。

 

あの頃は、”海外で生活をする”のを目標に派遣の仕事で資金を貯めていました。派遣先の正社員の人たちには「老後のお金は大丈夫なの?」「もし俺の彼女が行くと言ったら絶対やめさせる」などと散々言われましたが、そんな外野の意見に耳を貸さなくて本当に良かった。行っていなかったら、今頃ものすごく後悔していたと思います。若い時しか出来ないことはたくさんあって、もうあんな大きなバックパックを背負って歩く旅は年齢的に難しいですしね。

 

バーチャルでは絶対に味わえない現地の空気感。あの乾いた空気とじりじりと照り付ける強烈な日差し(南極大陸に近いので、洗濯物を干すと色が褪せるぐらいなのです)、そして日本では味わえないような食べ物の味や野生動物との遭遇、現地の人とのやり取りなど、身体感覚を通じた記憶はずっと私の中に残っていて、今でも私も心を温かくしてくれます。

 

なので、これを読んでくださっている方の中に、ワーキングホリデーや留学、旅行に行くかどうか迷っている方がいらっしゃったら、強くおすすめします(もちろん、コロナが落ち着いてからですが…)。帰ってからの仕事やお金はね、たぶん生きてさえいれば何とかなるんです。ワーホリは現地でバイトもできますし(留学もかな?)、どこでどうご縁が繋がるかわからないので、現地で結婚相手を見つけちゃった人もいますし、就職先が見つかった人もいました。

 

未来のことは、誰にも分らない。特に若い方には、自分の中の方向感覚を、心に湧きあがる衝動を大切に生きていただきたいと思います。

 

ニュージーランドのペンギンに注意の標識。(Simon SteinbergerさんによるPixabayからの画像をお借りしました)