敏感な人は、無理をしないで…

 

先日、Eテレの「ハートネットTV」で”HSP”の特集をやっていました。

 

HSPとは”Highly Sensitive Person”の略で、Wikipediaで調べると「五感が鋭く、精密な中枢神経系を持ち、良い刺激にも、悪い刺激にも強く反応する感受性の強い人達」という定義が載っていました。

 

関連する書籍も、たくさん出ているみたいですね。

 

私は、ハートネットTVで見た限りではHSPには当てはまらないものの、敏感ではあります。

 

特に痛覚が敏感なので、ゴリゴリ押すようなマッサージが苦手で、それがヒーリングを選んだ理由でもあります。

そして、わさびなど辛い物が食べられない。辛い物のセンサーって、味覚ではなくて痛覚に分類されるそうなんです。

 

そして、音に対しても敏感です。線路の近くとか幹線道路沿いとか、絶対に暮らせない。

 

光に関してもそう。今住んでいる部屋には蛍光灯が一つもありません。

 

でもね、この敏感さに気づいたのもここ10年ぐらいのことかも。痛みに弱いのは昔からですが、実家は蛍光灯だったし、音への敏感さは意識したこともなかったから。

 

私にとっては、自分が敏感なんだと気づけたことが、そして、敏感さを自分の特性として受け入れられたのが、何より良かったのです。

 

もしも、自分が敏感だと気づけていなかったら、パートナーと部屋を探しに行って「この騒音が気になるー」と思っても、相手が気にならなかったら遠慮してしまったり、お部屋が蛍光灯でも「そんなものか」と疑問を持たずに暮らして疲れてしまったり、といったことが起こったはず。

 

そして、何よりエネルギーに敏感でなければ、エネルギーヒーラーとして成り立たないので、そこは本当に感謝しています。

 

 

ハートネットTVでは、敏感なのに無理してポジティブに振る舞って疲れてしまう…という方が出演されていましたが、同じような方には本当に無理しないで頂きたいなあ…と思います。

 

昔の私もそうでしたが、敏感で疲れるからあまり感覚を感じないようにして、何でも頭で判断するようになってしまうと、どんどん自分が本当にはどうしたいのか分からなくなってしまいます。

 

敏感さは、顔や体つきが一人一人違うのと同じで、神経の個性に過ぎないので、誰かと比べて劣っている訳ではありません。

 

敏感ということは、感受性が豊かということ。

 

夕日の美しさに感動したり、季節の移り変わりに深く感じ入ったり、人生が豊かに味わえるということ。

 

その敏感な特性を活かしたお仕事や環境を選べば、もっと自己肯定感が上がるのではないでしょうか。

 

 

そして、神経が疲れたなあ…と感じたら、ゆっくり一人の時間を持って休めばいいですしね。

 

 

番組では、敏感すぎて生活に支障が出る場合は医療にかかることや整体を受けることを勧めていましたが、あまりにも神経が高ぶって不安になったり疲れたりする場合には、波を沈静化させるクレニオセイクラルワーク(頭蓋仙骨療法)でもお役に立てるかもしれません。

 

 

敏感な人も、そうでない人も、私たち一人一人の個性が尊重されて、それぞれが生きやすい世の中に。

コロナが収束した後、もっともっと仕事や生き方の選択肢が広がっていけばいいなあ…と切に願っています。