この新型コロナで大変な思いをされている社会的に弱い立場の人や経済的に困っている人、コロナに感染した人たちなどの支援に取り組んでおられる団体のうち、90%が資金不足で苦しんでいるそう。そうした団体の非営利の活動費用を支援するための募金「いのちとこころを守るSOS基金」の寄付額が3000万円に迫ろうとしています。1700人以上の人が寄付をしてくださっていて、心が温かくなりますねヽ(^o^)丿
1000円から行える支援ですので、もしも経済的に余裕のある方は是非ともご寄付をお願いします。期限は3月26日(金)の23時までとなっています。
それで、今夜はその「いのちとこころを守るSOS基金」が主催するオンライントークイベントを視聴してきました。テーマは「長引く症状と心の悩みにどう答えるか」です。
私は、幸いなことに家族や周りに感染した人が一人もおらず、感染した人がどんな症状で苦しんでおられるのか、どれくらいの人が後遺症に悩んでおられるのかはテレビやネットなどで報道されている範囲しか知らなかったのですが、実際に後遺症の残っている方や厚生労働省のクラスター対策班で活動してこられた専門家や看護学の先生のお話を聴いてみると、なるほど深刻な問題があるなあ…と痛感しました。
身体の症状だけでなく心理的な苦しみも大きいようで、それは何かというと、まだまだ息苦しかったり身体がだるかったりで外出できず孤立してしまったり、感染したことをなかなか人に話せなかったり、周りの目が気になったり。やはり「人に苦しみを言えない、分かってもらえない」というのが大きいんですね…(T_T)

確かに他の病気も同じなのですが、かかった人の苦しみは、なかなか他人には理解しにくいものです。「数か月も味覚が無いって、それは辛いよね」「息がしにくいって、どんなに大変だろう…」などと、想像することしか出来ない。
更に、新型コロナの場合は特に、感染した人を差別してしまう風潮があって、きっとそれがより患者さんを苦しめてしまうんでしょうね… 芸人のハチミツ二郎さんのインタビュー記事を読んだのですが、感染対策を徹底していても感染してしまったそうで、もう誰にとっても他人事ではないと思うんですよね。
多くの人がコロナの症状や後遺症などについて理解を深めて、実際に今も苦しんでいる人に出会った時に何か温かい手を差し伸べていけたら、きっともっと暮らしやすい世の中になっていきますよね(*^^*)

今日のトークイベントの中では海外での取り組みが紹介されていて、それによるとFacebookなどでオンラインによる当事者コミュニティが立ち上がっているそうです。そして、日本でもそうしたコミュニティを立ち上げる動きがあるそうです。
ガン患者さんの患者会にお邪魔したことがあるのですが、当事者しか分からない悩みや体験を受け止めてもらって、必要な情報をシェアし合える場があることは、大きなサポートになると思うんです。早くそんなサポート体制が出来上がって、必要な人に情報が行き渡るようになればいいですね。その為に、私も出来るだけ情報収集を心がけて、お伝えしていきたいなと思っています。
このトークイベントは、後日こちらに録画がアップされるそうですので、コロナの後遺症について、また後遺症を持つ人をどうやってサポートしていくかについて興味を持たれた方は、ぜひアクセスしてみてくださいね。