エジプト展で破壊と癒しの女神に出会う

 

京阪神の緊急事態宣言は延長となりましたが、多くの美術館や博物館、映画館では営業が再開されたようで、めでたし、めでたし。もともと映画や美術などは黙って鑑賞するものなので、休業措置にはちょっと首をかしげていたのですが、これで日々の生活にも潤いが出てきますね(*^^*)

 

それで、ようやく行ってきました、古代エジプト展。京都市京セラ美術館で開催中です。

 

 

この展覧会の画期的なところは、すべての展示物が撮影OKだったこと。写真を撮ってSNSで拡散してもらえれば美術館にとっても良い宣伝となるわけですし、他の美術館や博物館もぜひ追随して頂きたいものです(^o^)

 

 

上の写真は、セクメト女神様。破壊と癒しの神様だそうです。破壊と癒し、相反する概念のように感じますよね。

 

私の写真では分かりづらいのですが、左手に”アンク”という丸い持ち手のついた十字架を持っています。東京国立博物館のブログに詳しい解説が書かれているのでぜひ読んで頂きたいのですが、「これは生命の象徴である『アンク』で、人々の命と生命力を盛り立てる力を意味していると考えられます。セクメトは、人々を護り、病気や怪我を癒す神様でもあったのです。」のだそう。

 

もともとは、太陽神ラーによって人間を罰する為に遣わされ、たくさんの人を殺してまわったという恐ろしい女神だった方が、後悔した太陽神ラーにお酒を飲まされて憎しみが消されたことで、人々を護り癒す存在へと変化したんだそうです。面白いですね。

 

また、Wikipediaの記事によると、伝染病をつかさどる神様でもあるそうなので、この時期に必要な神様でもありますね。

 

頭がライオンの女神様ですが、猛々しい印象は全くなく、とても慈愛に満ちたエネルギーを感じました。やはり、癒しの女神様であり、長年に渡って人々の祈りの対象となってきただけあるなあ…と実感しました。

 

他の展示物も単なる美術品ではなく、やはり人々の信仰に根差したものばかりですので、独特の雰囲気があります。ミイラの入っていた棺も何点か展示してありましたが、埋葬されていた人のエネルギーがまだ残っているようにも感じられました。ミイラが入っていない状態でこれですから、発掘現場に居合わせたら一体どんな感じなんだろう…?と、遠いエジプトに思いを馳せておりました。

 

 

リニューアルされた京セラ美術館は、とても明るくて広々とした開放的な空間で、コロナ禍ということをしばし忘れさせてくれます(*^^*)

 

古代エジプト展は6月27日までの開催です。どうぞ、しっかり感染対策をなさってお出かけくださいね。