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何気ない日常に光を見出す~シダネルとマルタン展

 

新型コロナウイルスがすっかり落ち着いてきた今日この頃、ようやくホッとした日々を過ごしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

天気の良い日も多いですし、このホッとできる間にどこかへ行こうと計画している方もいらっしゃるかと思います。

 

 

私も、先週ふらっと日帰りで広島に行ってきました(*^^*)

 

お目当ては、ひろしま美術館で開催されていた「最後の印象派-ベル・エポックの光の巨匠 シダネルとマルタン展」。

 

 

いやあ…本当に行ってよかったです。

 

お二人とも全然知らない画家さんでしたが、これぞ印象派!というような、いろんな色の点を描くことで自然光の輝きを表現した、美しい絵がたくさん見れました。

 

 

マルタンが南仏のまばゆい陽光をビビッドな色使いで描いていたのに対し、シダネルの方はパリやフランス北部の風景をうっすらベールがかかったような淡いトーンで穏やかに表現していたのが印象的でした。二人の絵を同時に展示することで、お互いに引き立て合っているような、そんな素敵なコンビネーションでした(^^)

 

シダネル、マルタンともに派手さはないのですが、穏やかな日常の何気なさに光を見出した、私たちがコロナ禍で生きるにあたって本当に大切なものを思い出させてくれるような、そんな気持ちにさせてもらえます。

 

 

広島では終了してしまいましたが、11月3日~山梨県立美術館で、来年の3月26日~東京のSOMPO美術館で、それぞれ開催されますので、気になった方はどうぞ、お出かけくださいね(*^^*)