今日のNHK「あさイチ」では、ワクチンの長期副反応が取り上げられていましたね。
政府の分科会メンバーである大学教授が専門家として出演されていたので、3回目接種を勧める内容になるかな?と思って見ていましたが、接種後に心膜炎を発症した女性への取材など、副反応について踏み込んだ内容になっていました。
昨年12月にファイザーとモデルナの説明書に「心筋炎、心膜炎」が追記されたんだそうですが、知らない人も多いですよね(私も知りませんでした)。今回は、そんなワクチンのリスクについて、世の中の人に広く知ってもらう良い機会だったのではないでしょうか。
今回番組に登場した女性のケースは、1回目を接種して2日後に激しい胸の痛みと高熱で救急搬送されたものの解熱剤を渡されて帰宅。その後、別の病院の循環器内科で血液検査を行い、ようやくワクチンによる心膜炎と診断されたんだそうです。
そして、接種後6カ月経った今でも解熱剤が必須だったり、胸の痛みや倦怠感でベッドから起き上がれないくらい辛い日もあったりするそうで、仕事にも行けない日も多くて収入が減ってしまったなど、まだまだ日常が大変そうな状況がうかがえました。
番組では、そうした副反応の治療でかかる医療費や諸経費などを救済してもらえる制度についての説明もありましたが、その手続きがなかなか分かりにくく、体調が悪い中で書類を準備するのに苦労されているんだそう。。。
その救済制度は「予防接種健康被害救済制度」と言う制度で、詳しくは厚生労働省のHPを見て頂きたいのですが、まずは市町村に申請し、そこから厚生労働省へ送られ、疾病・障害認定審査会で審査される、という流れだそうです。
結果が出るまで数か月~1年ほどかかるそうですが、現在のところ518件が認定されているとの情報はあります。申請してみようかなと思われる方は、お住まいの自治体HPをご覧くださいね。

番組では、「もしも医療機関でワクチンとの因果関係が不明とされた場合は申請できないの?」という質問がありましたが、厚生労働省の回答は「診察した医師により因果関係について不明あるいは否定的と判断された場合でも、申請できます」ということでした。もしも理解の無いお医者さんにかかっていらっしゃる方も、とりあえず自治体窓口に相談されてみるのもよいかもしれません。
また、周囲の無理解で傷ついてしまう、という悲しいお話もありました。
副反応についてSNSで発信したところ、「副反応は誰でもある」「自己責任」などと心無い言葉が返ってきたり、お友達にもなかなか理解してもらえないなど辛い思いもされているんだとか(T_T)
根底には、やはりこうした長期副反応、後遺症が、なかなか報道されない、知らされていないという現状があるんでしょうね。。。
今日のあさイチは、大きな一歩のような気がしますし、また心筋炎や心膜炎以外の後遺症について特集が組まれるようですので、それも期待したいですね。
先日、神戸のサンテレビでは尼崎市の長尾クリニック院長・長尾和宏先生が出演されて後遺症についてお話しされていましたし、名古屋のCBCテレビでは毎週のようにワクチン副反応の特集が組まれているようです。
こうして、これからワクチンの長期副反応や後遺症が広く認識されていって、今苦しんでいらっしゃる方々が、周りからきちんと理解をしてもらえて、必要な治療や補償を早く受けられるようになればいいですね。
