池を泳いでいるカモを見ていて気付くのは、カモっていろんな種類がいるんですよねえ。。。(^O^)
カモ達は違う種類でもたいてい一緒に泳いでいて、なわばり争いをしているのを見たことがありません。もちろん、繁殖期は違うのかもしれませんが、この公園にはいつも平和でのんびりしたムードが漂っています(*^^*)
そんなカモ達を見ていると、なぜ人間は、自分とは違う考えを持っていたり言うことを聞かない相手を力づくで抑え込もうとするんだろうかと、つくづく考えてしまいます。

先日、朝起きたら腰が痛くてたまらない、ということがありました。
もう何年も腰痛にはなっていなかったので、何が起きたのかしら?と、自分でもびっくりしました。特に寝具を変えた訳でもないですし、前日に腰を使うような活動もしていないですし。
それで、唯一思い当たるのが、ロシアのウクライナ侵攻だなと(^^;)
ロシアがウクライナに侵攻したのが、何で私の腰痛と関係あるのかと不思議に思う方もいらっしゃるかと思います。私自身もそうでしたし。
それで、いろいろ自分の内面を探ってみたら、何にもしていないのにロシア軍が突然攻め込んできた、普通のウクライナの人達が感じるような恐怖を自分も感じていたのに気が付きました。それが、直接自分は体験していないにも関わらず、自分の中にある潜在的な怖れを引き出していたんですね。
私は子どもの頃に、父親に訳も分からず叩かれたり、全然知らない人から突然怖い目に遭わされた体験があります。
その時の記憶や、恐らく過去生で受けたいろんな身体的な痛みの記憶がエネルギーとして身体にまだ残っていて、それが何をしでかすか分からないプーチン氏の恐怖と結びついて、「やっぱり世界はヤバイ!自分を守らなきゃ」みたいに自分の身体をギュッと固まらせたんだな。。。と理解しました。起きている時には全く意識に上っていなくても、無意識が寝ている時に発動してしまったんだなと。
自分の身体をセルフヒーリングしたので、日に日に痛みは和らいで日常に支障は無くなったのですが、さすがに今回は身体と心の結びつきを身をもって再認識しました(^^;) そして、感情を解放する大切さも。

このように、外の世界で起きている出来事は、私たちの中のいろんな感情を引きだしてくれます。
プーチン氏を分析している記事をいくつか読みました。その中で興味深かったのが、ここ数年はコロナへの恐怖もあって段々と人と関わらなくなり、最近は会合に出ても2,3人の側近としか話さなくなっていたと。そして元々猜疑心が強い人だとも思うのですが、その孤立した状況の中でアメリカやNATOを見た時に、やはりプーチン氏の中の怖れが最大限に引き出されたんじゃないかと思うんです。
もちろん、ウクライナとロシアは同じ民族だから同じ国家にならなければならない、という信念もあったでしょうけれども、もっと感情的なものを感じるんですよね。。。それが、怒りや怖れや憎しみから来るものなんだろうなと。
プーチン氏のスピーチ映像を見ていると怖いぐらいに感情エネルギーを感じなくて、きっと感情をコントロールする訓練を長年してきたからだと思うのですが、その分無意識下に溜め込まれているものは大きいんだと思います。
誰もが程度の差はあっても、同じ種類の感情を持っているといいます。私たちの中には、プーチン氏ほど強くはなくても怒りも怖れもある。それが、何か外側の出来事をきっかけに引き出されて、プーチン氏の様に破壊的な行動に表れることもあるし、私のように腰痛という形で表れることもあります。
なので、そんな怒りや怖れの感情が出てきた時に、上手に解放していくことが大切なんですよね。。。
そして解放するには、まずそんな感情に気づくこと。それがあるのを認めてあげること。
「いやいや、そんな感情いらんし」「もっと前向きに考えないと」「もっとポジティブにならないと」などと、その感情を無かったことにしないで、「怖かったんやね」「腹立ってたんやね」と認めてあげる。泣きたくなったら泣かせてあげて、怒りがこみあげてきたら、紙をびりびりに破るのでもいいし、枕をたたくのでもいいし、何か自分や周りに害のない形で発散させてあげる。
それだけでも、だんだん収まって来るんだと思うんです。感情は変化していくものなので。
そして、怒りや怖れが一つ一つ解放されていくと、どんどん周りの人を信じられるようになり、その結果世界が優しく見えるようになります。私の腰痛のように何か衝撃的な出来事をきっかけに再浮上してくることはありますが、それでも長引かなくなります。
そんな、怖れや怒りや悲しみを解放し変化させた人が増えて行くと、世の中がもっと穏やかで優しいものになっていくんじゃないかと、そして、たとえ回り道だとしても、結果的にそれが一番世界の平和に繋がるんじゃないかと思っています(*^^*)
